10月18日に校友会主催のバザーが開催されました。コロナ禍以降2回目で日中学院の文化祭時に行なわれるのが恒例になっています。昨年に続き故竹中憲一先生のご家族、斉藤日中学院長、日中友好会館、校友会員から貴重な中国の物品が提供されました。会場には100円、500円、1,000円、2,000円コーナーのほかに、今回は3点100円コーナーを設けました。

やはり求めやすいのは100円コーナーで、シルクのアイマスクやスカーフなどの実用的な小物、パンダグッズ、虎のぬいぐるみなどはすぐに売れました。中には時期が過ぎたカード式日めくりの絵(物語)がとても好きだと購入されました方もいました。
印象に残ったのは、1,000円コーナーで旅客機の模型を手に取られた方で、「こんないい物が…とても安い!」と大変喜んでおられました。また、500円コーナーでは、木製の立体組木パズル?に関心を持ったのか、しばらく手に取ってじっと見ている方がいました。結局得体が知れないから、まず先生とクラスの人たちに見せたいと購入されました。人の趣向や価値観は人それぞれで、バザー会場でも同様です。
昨年と比べ、日本語科の留学生たちがたくさん来場してくれました。留学生にとって中国では見慣れた物品だと思いますが、とても懐かしそうに見ていました。その中で茶器セットを購入した留学生がいました。「日本は物価が高いから…」と、嬉しそうに抱えていきました。

今年のバザー収益は34,800円で昨年より3,000円ばかり上回りました。やはり、大量購入されたSさんの存在が大きいです。中国の工芸品をこよなく愛し大切にされる方です。

今年のバザーは無事終了することができました。バザー用品の提供者、ご協力、お手伝いをしていただいた方々に心から感謝いたします。(加納記)